脇汗をよくかくようになった。汗かきと多汗症の違い?

外気の温度が高くて暑いと感じた時や、スポーツで激しく体を動かしている時には大量の汗をかいてしまうことがあります。多くの人の前でスピーチをしたり、面接などの緊張するシーンでは脇汗で身体や衣類がぐっしょりと湿ってしまうこともあります。こういった場合に大量の汗をかいてしまうのが、汗かきと呼ばれている体質です。

汗には体温調整の他に、精神性発汗といって心身が緊張状態になった時に素早く反応ができるように皮膚の感覚を鋭くする目的もあります。体質だけでなく体格によって汗かきになってしまうこともあり、体温がこもりやすい肥満体型は痩せている人に比べて汗をかきやすくなります。このように運動や緊張、体型が原因となってたくさん汗をかいてしまうのは、きわめて自然な現象です。

多汗症が汗かきと異なるのは、こうした気温や体型、状況などに関係なく大量に汗をかいてしまう点です。日常生活に支障をきたしてしまうほどの汗をかいてしまうこともあり、病気として認識されているため医療機関での治療は健康保険が適用になります。

多汗症では脇汗や手汗、足の裏や顔などの特定の部位に汗をかいてしまうことが多く、緊張や体温の上昇によりさら汗の量が増えてしまいます。多汗症は交感神経が活発になり過ぎていることが原因とされていて、汗の量に応じて制汗剤を塗布したり、薬物療法や心理療法、交感神経を遮断する手術などで治療を進めていきます。

ホルモン分泌の増減によって発生する他の病気が原因になっていることあり、汗かきとの違いを判断することが難しいことから、気になる時は自己判断に頼らずに医療機関の診断を受けましょう。

コメントを残す